ハンドメイド作品のネットショップは土日だけで開設できる?

「自分の作品をネットで販売したいけれど、平日は仕事や家事で時間が取れない」という方も多いのではないでしょうか。

BASEやSTORESなど、専門知識がなくても使えるネットショップ作成サービスを利用すれば、土日の2日間でショップを公開することは可能です。

ただし、写真撮影や商品説明、価格決めなどを何も準備せずに始めると、週末だけでは終わらないことがあります。

平日に少しだけ下準備をしておき、最初に販売する商品を3〜5点程度に絞れば、無理なく公開まで進められます。

平日のうちに準備しておきたいもの

土日にショップ作成へ集中できるように、平日の夜などを使って次の内容を準備しておきましょう。

  • 最初に販売する作品を3〜5点選ぶ
  • 商品写真を撮影する
  • 作品名と説明文を考える
  • 販売価格を決める
  • 梱包方法と送料を確認する
  • ショップ名と紹介文を決める
  • 問い合わせ用のメールアドレスを用意する

商品説明には、作品の大きさ、素材、使用上の注意、発送までの日数などを書いておくと、購入後の問い合わせを減らせます。

一点物の場合は「現品限り」、受注制作の場合は「注文後に制作するため発送まで約○日」と明記しておきましょう。

土曜日に行うこと:ショップの基本設定と商品登録

土曜日は、ネットショップの土台を作ります。

1.ネットショップ作成サービスへ登録する

まずはBASEやSTORESなどのサービスへ登録します。サービスによって、月額料金、販売手数料、使える決済方法などが異なります。

最初は無料プランで始め、注文が増えてから有料プランを検討する方法でも問題ありません。

2.ショップの基本情報を設定する

ショップ名、紹介文、連絡先、発送までの日数などを登録します。

ショップ紹介文には、どのような作品を作っているのか、誰におすすめなのか、作品作りで大切にしていることを書くと、初めて訪れた人にも特徴が伝わりやすくなります。

3.送料と発送方法を決める

作品の大きさや壊れやすさに合わせて発送方法を決めます。

  • 小さくて薄い作品:クリックポストなど
  • 壊れやすい作品:宅配便や補償付きの配送方法
  • 高額な作品:追跡や補償がある配送方法

送料を商品価格に含めるのか、購入者に別途負担してもらうのかも、この段階で決めておきましょう。

4.商品を3〜5点登録する

初めからすべての作品を登録する必要はありません。

まずは売れ筋になりそうな作品や、写真と説明文が用意できている作品を3〜5点登録しましょう。

商品ページには、次の内容を掲載します。

  • 作品名
  • 販売価格
  • 商品写真
  • サイズ
  • 使用している素材
  • 作品の特徴
  • 取り扱い上の注意
  • 発送までの日数

日曜日に行うこと:購入テストと公開準備

日曜日は、購入者と同じ立場でショップを確認します。

1.スマートフォンで表示を確認する

ネットショップはスマートフォンから見られることが多いため、商品写真や文章が読みやすいか確認します。

文字が長すぎないか、価格や送料が分かりやすいか、購入ボタンが見つけやすいかをチェックしましょう。

2.注文から発送までの流れを確認する

利用するサービスにテスト注文機能がある場合は、実際に注文操作を行います。

テスト機能がない場合は、低価格の商品や確認用商品を使い、自分や家族に協力してもらって購入手続きを確認する方法もあります。

次の内容を確認してください。

  • 注文完了メールが届くか
  • 送料が正しく表示されるか
  • 支払い方法が選べるか
  • 注文内容を管理画面で確認できるか
  • 発送通知を送れるか

実際の決済を行う場合は、サービスの利用規約や手数料を確認したうえで行いましょう。

3.梱包と発送を一度練習する

作品を梱包し、発送できる状態にするまで何分かかるか確認します。

梱包材、メッセージカード、送り状などの置き場所を決めておくと、注文が入ったときに慌てず対応できます。

4.知り合いや既存のフォロワーへ案内する

最初から大勢へ告知するのが不安な場合は、家族や知人、Instagramの既存フォロワーなど、身近な人へ先に案内してみましょう。

実際にショップを見てもらうことで、自分では気づかなかった分かりにくい点を教えてもらえることがあります。

ネットショップ公開前のチェックリスト

ショップを公開する前に、次の項目を確認しましょう。

  • 商品価格が正しい
  • 送料が分かりやすく表示されている
  • 発送までの日数が書かれている
  • 商品写真と実物の色に大きな差がない
  • サイズや素材が書かれている
  • 在庫数が実際の作品数と合っている
  • 問い合わせ先が掲載されている
  • 返品やキャンセルに関する案内がある
  • 特定商取引法に基づく表記が設定されている
  • 注文完了メールが正常に届く

設定画面はスクリーンショットで保存しておくと、あとで内容を変更した際に元の設定を確認できます。

ハンドメイド作品の販売でよくある失敗

作品の在庫数が合わない

イベント販売や委託販売とネットショップを並行している場合、同じ作品が別の場所で売れてしまうことがあります。

一点物は販売場所を一つに絞るか、売れた時点ですぐに在庫数を変更するルールを決めておきましょう。

発送までの日数が足りない

受注制作の商品は、制作時間だけでなく、乾燥、加工、梱包などにも時間がかかります。

余裕を持って「発送まで5〜7日」などと記載し、急ぎの注文に無理に対応しないことが大切です。

商品写真と実物の印象が違う

ハンドメイド作品は、写真の色や大きさが実物と異なって見えることがあります。

自然光で撮影した写真、手に持った写真、定規や身近な物と並べた写真を掲載すると、購入者が大きさを想像しやすくなります。

問い合わせへの返信が遅れる

平日はすぐに返信できない場合、ショップ内に対応時間を明記しておきましょう。

「お問い合わせには2営業日以内に返信します」と書いておけば、購入者も安心して待ちやすくなります。

家族や知人に手伝ってもらうときの分担方法

誰かに作業を手伝ってもらう場合は、担当する内容を事前に決めておきましょう。

  • 作家本人:作品の説明、価格、品質の最終確認
  • 手伝う人:梱包、送り状の準備、発送作業
  • 確認担当:誤字、価格、送料、発送先の確認

梱包をお願いする場合は、完成した見本を一つ作っておくと、説明だけで伝えるよりも間違いを減らせます。

自社ショップは最初から完璧でなくても大丈夫

最初からたくさんの商品を並べたり、立派なデザインを用意したりする必要はありません。

まずは3〜5点の商品で公開し、実際に注文から発送までの流れを経験することが大切です。

注文が入ったら、作業にかかった時間や購入者からの質問を記録しましょう。その内容をもとに、商品説明、送料、発送方法などを少しずつ改善していけば、無理なくショップを育てられます。