ハンドメイド商品の説明文を書こうとすると、制作への思いは浮かんでも、素材、サイズ、使い方をどの順番で書くか迷うことがあります。購入者は作品を手に取れないため、写真だけでは分からない情報を文章で確認しています。

説明文の目的は、きれいな言葉で売り込むことではありません。作品の特徴と注意点を伝え、購入者が自分に合うか判断できるようにすることです。作家が対面販売で丁寧に説明している内容を、ネット上にも置くと考えましょう。

この記事でわかること

  • 商品説明に入れる情報の順番
  • そのまま埋められる文章テンプレート
  • 公開前に写真と実物を照合する方法

最初の二文で商品と使い方を伝える

説明: 冒頭で「何の商品か」「どのような場面で使うか」を伝えます。雰囲気だけの言葉や長い制作背景から始めると、購入者が探している商品か判断しにくくなります。

具体例: 「軽い布で作った、文庫本用のブックカバーです。通勤かばんの中で本の表紙を守りたい方へ向いています」のように、商品と用途を先に書きます。「軽い」は実測や素材から説明できない場合、断定せず表現を見直します。

すぐ試せる方法: 次の一文を埋めてください。

[素材・形の特徴]で作った[商品名]です。
[使う人・使う場面]で使えるように作っています。

素材・サイズ・個体差を実物から書く

説明: 購入後の行き違いを減らすには、購入判断に必要な事実を作品と照らして書きます。サイズは単位を付け、ハンドメイドによる個体差は、何がどのように異なる可能性があるかを説明します。

具体例: 布小物なら、外寸、対応する物の目安、表地・裏地、留め具、洗濯方法を確認します。天然素材なら、色や模様に個体差があることを写真と文章で示します。ただし、耐久性やアレルギーへの影響を根拠なく保証しません。

すぐ試せる方法: 作品を机へ置き、次を実測・確認します。

  • [ ] 縦・横・厚み・重さなど必要な寸法
  • [ ] 使用した主な素材と金具
  • [ ] 写真と実物で異なって見える可能性
  • [ ] 一点ごとに異なる部分
  • [ ] 使用・保管・手入れで注意すること

説明文テンプレートへ事実を当てはめる

説明: BASEやSTORESの商品登録画面へ直接書き始めるより、同じ順番の下書きを作ると確認しやすくなります。各サービスの登録項目や仕様は変わるため、公開時は公式ヘルプを確認します。

具体例: 商品名、用途、素材・サイズ、個体差、手入れ、発送、制作背景の順にします。価格、送料、引渡時期、返品条件など法令上の表示は、説明文だけで済ませずショップ全体の表示と設定も確認します。

すぐ試せる方法: 次をコピーして空欄を埋めます。

【商品について】
[何の商品か、どのように使うか]

【素材・サイズ】
素材:
サイズ:
重さ:

【個体差・ご注意】
[色、模様、寸法、取り扱いで確認してほしい点]

【発送前に確認してほしいこと】
[発送方法、発送時期、包装、返品・交換案内への導線]

【制作について】
[人間から提供された制作背景だけを書く]

写真と説明文を一項目ずつ照合する

説明: 文章が正しくても、別商品の写真や古い仕様が残っていれば購入者は判断できません。登録後のプレビューで、実物、写真、文章、価格、配送設定を一緒に見ます。

具体例: 「金具は銀色」と書いたのに写真が金色、サイズ変更後も旧寸法が残る、といった食い違いを確認します。色味は端末で異なる可能性があるため、実物と完全に同じと断定しません。

すぐ試せる方法: 公開前に、商品を知らない人へプレビューを見せ、「何に使う商品か」「大きさ」「届くまでに確認したいこと」を答えてもらいます。答えられない項目を一つ追記します。

問い合わせで繰り返し聞かれた内容を次の説明へ足す

説明: 商品説明は一度で完成させる必要はありません。実際に届いた質問は、購入者が迷う場所を知る手がかりです。個別返信だけで終わらせず、同じ質問が続くなら説明を見直します。

具体例: 「プレゼント包装はできますか」が続くなら、対応可否と条件を商品ページやショップ案内へ追加します。LINE公式を問い合わせ窓口にする場合は、LINE公式を問い合わせ窓口にする方法のように返信担当も決めます。

すぐ試せる方法: 過去の質問を三つ書き出し、商品ページに追記するものと、個別回答するものへ分けてください。

色やサイズの選択肢ごとに説明が合うか確認する

説明: 一つの商品ページで色やサイズを選べる場合、共通の説明だけでは違いが伝わらないことがあります。選択肢ごとに変わる素材、寸法、付属品、発送条件を分け、写真の表示名ともそろえます。

具体例: 大小二つのサイズがあるのに、説明文へ小さい方の寸法だけを書くと、購入者は選択後の大きさを判断できません。「小:実測値」「大:実測値」のように並べ、色によって金具や裏地が変わるなら、その事実も実物を見て書きます。

すぐ試せる方法: 商品ページの選択肢を一つずつ選び、説明文と写真で「名称・寸法・素材・付属品」が一致するか確認してください。差がある項目だけを表か箇条書きにし、同じ内容を繰り返さないよう共通部分と分けます。

今日できること

販売中の商品を一つだけ選び、実物を見ながら「素材・サイズ・個体差」の三項目を確認してください。足りない一項目を追記するところから始めます。説明文で基本情報を補った分、作家は購入者の用途を聞き、作品の選び方を伝える時間へ使えます。

参考にした公式情報

CTA: 商品説明テンプレートをコピーし、販売中の商品一つを実物と照合してください。まずは不足している素材、サイズ、個体差のどれか一項目だけを直しましょう。

よくある質問

制作への思いは最初に長く書くべきですか?

最初は商品と用途を短く伝え、素材・サイズ・注意点の後に制作背景を書くと、購入判断と作家らしさを両立しやすくなります。

サイズは写真だけで伝わりませんか?

写真の見え方は端末や撮影方法で変わります。縦・横・厚み・重さなど実測できる項目を、単位付きで確認して載せます。

BASEとSTORESで同じ文章を使えますか?

内容の下書きは共通化できますが、登録項目、文字数、画像、配送・返品の設定は各サービスの最新画面と公式ヘルプで確認します。

監修:多賀 洋平(アナデジラボ運営・Web制作者)