ハンドメイド作品をネットショップへ登録するとき、「写真は用意できたけれど、商品説明に何を書けばよいか分からない」と止まってしまうことがあります。

商品説明は、きれいな文章を書くことが目的ではありません。購入する人が「どんな商品か」「自分に合うか」「注文後に困らないか」を判断できる情報を、分かりやすい順番で伝えることが大切です。

この記事では、ハンドメイド商品の説明文を作る順番と、そのまま書き換えて使えるテンプレートを紹介します。アクセサリーと布小物の完成例も掲載します。

まず完成した商品説明文を見てみる

最初に、完成形を確認してみましょう。

アクセサリーの商品説明例

淡いブルーのガラスビーズを使ったピアスです。

光が当たるとやさしく色が変わって見える小さなビーズを使用しています。普段使いはもちろん、シンプルな服装のアクセントにも合わせやすいデザインです。

  • 素材:ガラスビーズ、金属パーツ
  • サイズ:約○cm
  • カラー:ブルー
  • 内容:1ペア

一つずつ手作業で制作しているため、ビーズの位置や仕上がりにはわずかな違いがあります。

ご使用後は、やわらかい布で軽く拭き、湿気の少ない場所で保管してください。

発送方法や発送時期については、ショップ内の発送案内をご確認ください。

布小物の商品説明例

小物をまとめて入れられる、手のひらサイズのファスナーポーチです。

イヤホン、鍵、リップなど、バッグの中で迷子になりやすい小物の収納に使えます。

  • 表地:綿
  • 裏地:綿
  • サイズ:約○cm × ○cm
  • ファスナー:○cm

柄のある生地を使用しているため、裁断する位置によって模様の出方が一点ずつ異なります。

写真とまったく同じ柄の位置にならない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

お手入れ方法や発送条件については、各案内をご確認ください。

商品説明は5つの順番で書くと整理しやすい

文章を最初から考えるのが難しい場合は、次の順番で項目を埋めてください。

  1. どんな商品か
  2. どんな人・場面で使うか
  3. 素材・サイズ・仕様
  4. 手作り品として知ってほしいこと
  5. 発送・返品など購入前に確認してほしいこと

この順番なら、作品への思いだけが長くなったり、サイズや素材など必要な情報を書き忘れたりするのを防ぎやすくなります。

STEP1:最初の一文で「何の商品か」を伝える

説明文の最初は、商品の特徴を一文で説明します。

たとえば、

  • 「淡いブルーのガラスビーズを使ったピアスです」
  • 「通帳や小物をまとめられるファスナーポーチです」
  • 「玄関やデスクに飾れる小さな木製オブジェです」

のように書きます。

「心を込めて作りました」から始めても間違いではありませんが、それだけでは何の商品か分かりません。まず商品そのものを説明し、その後に作品への思いや制作背景を加える方が読みやすくなります。

STEP2:使う場面を具体的にする

次に、「誰が・いつ・どう使える商品なのか」を伝えます。

たとえばアクセサリーなら、

  • 普段使い
  • 仕事の日
  • お出かけ
  • プレゼント

などがあります。

布小物なら、

  • イヤホン収納
  • 化粧品入れ
  • カード入れ
  • バッグ内の整理

といった使い方を示せます。

ただし、「絶対に喜ばれます」「誰にでも似合います」など、購入者によって評価が変わることを断定する必要はありません。

STEP3:素材・サイズ・仕様を書く

写真だけでは分からない情報を、文字でも確認できるようにします。

商品によって異なりますが、次のような項目があります。

  • 素材
  • 縦・横・高さ
  • 重さ
  • カラー
  • 金具の種類
  • 内容量・個数
  • 対応サイズ

必要な項目だけを選んでください。

特にサイズは「小さめ」「大きめ」だけではなく、実際に測った数字を書く方が購入者が判断しやすくなります。

STEP4:ハンドメイドならではの個体差を書く

手作りの商品には、一点ずつわずかな違いが出ることがあります。

それを欠点のように隠すのではなく、購入前に分かるように伝えておきます。

個体差の書き方例

  • 一つずつ手作業で制作しているため、形や仕上がりにわずかな違いがあります。
  • 柄物の生地を使用しているため、裁断位置によって模様の出方が異なります。
  • 天然素材を使用しているため、色や模様には個体差があります。

実際の商品に当てはまる説明だけを使用してください。

STEP5:発送や返品など購入前に必要な情報を確認する

商品説明だけきれいに整っていても、送料や発送時期が分からなければ購入者は判断できません。

ネット通販では、価格や送料、商品の引渡時期、返品条件など、取引に必要な情報を分かりやすく表示する必要があります。ショップ全体の「特定商取引法に基づく表記」や配送設定などと、商品説明の内容が食い違っていないか確認してください。

特に次の項目は、商品登録前に確認しておきましょう。

  • 送料
  • 配送方法
  • 発送までの目安
  • 返品・交換について
  • オーダー品の場合の制作期間

発送案内については、アナデジラボの「ハンドメイド通販の発送案内を登録前に確認する方法」も参考にしてください。

修正前と修正後を比べてみる

修正前

かわいい布を使って、心を込めて作ったポーチです。普段使いにおすすめです。ぜひ使ってください。

修正後

イヤホンや鍵など、小さな物をまとめて収納できるファスナーポーチです。

  • 素材:綿
  • サイズ:約○cm × ○cm
  • カラー:○○

バッグの中で散らばりやすい小物の整理に使えます。

柄物の生地を使用しているため、裁断位置によって写真とは模様の出方が異なる場合があります。

発送方法・発送時期はショップ内の発送案内をご確認ください。

修正前の文章が悪いわけではありません。ただ、修正後は「何の商品か」「大きさ」「素材」「使い方」「個体差」が購入前に確認できます。

コピーして使える商品説明テンプレート

【商品について】

[どんな商品かを一文で説明]

[使う場面・おすすめの使い方]


【素材・仕様】

素材:
サイズ:
カラー:
内容:


【ハンドメイド品について】

[個体差・柄の出方・天然素材など、
実際の商品に必要な注意点]


【お手入れ】

[必要な場合のみ記載]


【発送について】

[発送時期や配送案内ページへの案内]


【返品・交換について】

[ショップで定めている条件を確認し、
実際のルールと一致する内容を記載]

すべての欄を埋める必要はありません。販売する商品に必要な項目だけ残してください。

商品説明を書く前に商品を一度手に取る

文章が浮かばないときは、パソコン画面だけを見ながら考えない方が簡単です。

販売する商品を手に取り、次の項目をメモしてください。

  • 何でできているか
  • どのくらいの大きさか
  • どこが使いやすいか
  • 写真では伝わりにくい点は何か
  • 購入前に知ってほしい注意点は何か

そのメモを先ほどのテンプレートへ順番に入れるだけでも、商品説明の土台になります。

BASEやSTORESへ登録するときも最後に見直す

ネットショップの管理画面へ商品情報を入力したら、公開前にプレビューや実際の商品ページを確認してください。

特に、

  • 商品名と写真が一致しているか
  • サイズや素材に書き間違いがないか
  • 価格・送料など販売条件と矛盾していないか
  • スマートフォンでも読みやすいか

を確認します。

BASEでは商品登録時に商品名・商品画像・商品説明・価格などを設定し、プレビューで確認できる仕組みがあります。ショップサービスによって項目や操作方法は異なるため、実際に利用しているサービスの現在の公式案内も確認してください。

まとめ:商品説明は「購入前に聞かれそうなこと」から書く

ハンドメイド商品の説明文は、上手な文章を書く競争ではありません。

対面販売ならお客様から聞かれる「素材は何ですか?」「大きさは?」「いつ届きますか?」といった質問に、商品ページ上で先に答えるイメージで作ると整理しやすくなります。

まず販売中の商品を一つ選び、素材・サイズ・使い方・個体差・発送の5項目が書かれているか確認してみてください。

商品説明とネットショップ導線を見直しませんか?

商品説明、写真、送料・発送案内、返品条件などが購入する人に伝わる状態か、現在のショップを見ながら改善点を整理します。「商品は登録したけれど、どこを直せばいいか分からない」という段階でも相談できます。

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