イベント案内の投稿を作り、文章も画像もきれいに整った。ところが公開後に、日付が古いチラシのまま、価格だけ前回の情報、リンクは別の商品ページだったと気づくことがあります。見た目を読み直すだけでは、元の情報との違いを見落としやすいものです。

SNS投稿の公開前チェックでは、文章全体を何度も眺めるより、日付、価格、リンク、画像を元資料と一項目ずつ照合し、確認した人を残すことが大切です。特定のSNSにある機能へ頼らず、紙や共有メモでも続けられます。

この記事でわかること

  • 日付・価格・リンク・画像を元資料と照合する順番
  • 作成者と確認者が同じ箇所を見るチェック表
  • 公開後に誤りへ気づいた時の連絡と記録

見た目の確認と事実の照合を分ける

誤字を探す「読み直し」と、情報が正しいかを確かめる「照合」は別の作業です。投稿画面だけを見ていても、書かれた日付が元資料と違うことには気づけません。

まず、その投稿の根拠になる資料を決めます。イベントの確定案内、店頭で使う価格表、公開中の商品ページ、撮影した商品一覧などです。「たぶんこの資料が新しい」ではなく、担当者が確定したものかを確認します。確定版が分からない場合は、投稿を急いで作る前に責任者へ確かめます。

元資料の場所は、投稿原稿の近くに短く残します。

投稿名:秋の相談会のお知らせ
元資料:共有フォルダ/イベント/確定案内
作成者:
確認者:
公開予定:

四項目を一つずつ照合する

次の投稿一件について、日付、価格、リンク、画像の四項目から始めます。投稿にない項目は、空欄のままにせず「なし」と書きます。これで、見落としたのか、もともと不要なのかを区別できます。

日付

開催日、申込期限、休業日、キャンペーン期間、投稿内の曜日を確認します。文章と画像の両方に日付がある場合は、両方を元資料と照合します。日付自体が合っていても、以前のイベント名や曜日が残っていないかも見ます。

価格

金額だけでなく、対象商品、内容、条件が同じかを確認します。画像に価格が入っている場合は、本文だけを直して終わらせません。価格の表現方法や必要な案内は事業ごとに異なるため、確定した商品資料や責任者の指示を基準にします。

リンク

原稿に書かれた文字列ではなく、実際にリンクを開いて到着先を見ます。別の商品、終了した申込ページ、編集者だけが開けるページになっていないかを確認します。可能なら、普段お客様が使う端末やログインしていない状態でも見ます。

画像

商品、会場、人物、季節、ロゴ、画像内の文字が今回の投稿に合っているかを確認します。同じようなファイル名の画像を取り違えていないか、古い価格や日付が画像に残っていないかも見ます。人物やお客様の情報が写る画像は、社内で決めた確認を通したものだけを使います。

公開前チェック表を一件につき一枚使う

投稿ごとに、次の表をコピーして使います。紙のチェックシートでも、共有文書でも構いません。

確認項目 元資料 結果 メモ
日付 確定案内 合っている/なし/要確認 画像内も確認
価格 商品資料 合っている/なし/要確認 条件も確認
リンク 公開先ページ 開ける/なし/要確認 到着先を確認
画像 使用画像一覧 合っている/なし/要確認 画像内文字も確認
確認者 氏名または担当 確認日時

「要確認」が一つでも残っている状態では、公開する人が自分の判断で埋めません。元資料を決めた人や責任者へ確認します。急いでいる時ほど、分からない項目を見える形にして止めることが、誤掲載を防ぎます。

作成者と確認者が見る場所をそろえる

別の人へ確認を頼んでも、「全体を見てください」だけでは確認の深さが人によって変わります。投稿の最終状態、四項目の元資料、チェック表を一緒に渡します。

次の投稿を公開前確認してください。
確認するもの:日付/価格/リンク/画像
元資料:共有フォルダの「確定案内」
要確認があれば公開せず、このメモへ戻してください。

確認者は文章を作り直す役ではありません。元資料と一致しているか、初めて見るお客様が誤解しそうな抜けがないかを確かめます。修正が必要になった場合は、作成者が直し、変えた項目をもう一度照合します。

一人で担当している場合は、作成直後に公開せず、いったん下書きとして区切ります。元資料を先に開き、チェック表の順番で確認します。自分の記憶ではなく、資料へ戻ることが重要です。

公開ボタンを押す直前の短い確認

内容の照合が終わったら、最後に実際の投稿状態を見ます。

  • [ ] 投稿先のアカウントを取り違えていない
  • [ ] 下書きの注意書きや修正指示が残っていない
  • [ ] 日付、価格、リンク、画像の結果が「合っている」または「なし」になっている
  • [ ] 確認者と確認した時点を残した
  • [ ] 公開後に問い合わせを受ける人が内容を把握している

予約や下書きなどの機能名、画面の位置はSNSによって異なります。この記事の手順は、特定のボタン操作ではなく、公開する内容と元資料を照合するために使います。

公開後に誤りへ気づいた時も記録する

誤りに気づいたら、一人で慌てて複数の投稿を直す前に、社内の連絡先へ「どの投稿の、どの情報が、何と違うか」を伝えます。公開した場所が複数ある場合は、対象を一覧にします。修正や案内の方法は、責任者と確認して進めます。

落ち着いた後で、チェック表に不足していた項目を一つだけ足します。誰かを責めるためではなく、次の投稿で同じ確認を思い出せるようにするためです。

公開前確認が習慣になると、担当者は不安なまま何度も画面を読み返すのではなく、投稿を見たお客様からの質問に答えたり、店頭で内容を説明したりする時間を持ちやすくなります。まずは次の一件で、四項目だけを元資料と照合してください。

SNS投稿の確認方法を整えたい方へ

「担当者ごとに確認方法が違う」「投稿の元資料がどれか分からなくなる」という方は、アナデジラボへご相談ください。今の原稿作成や社内確認の流れを見ながら、続けやすい公開前チェックを一緒に整理します。

SNS投稿の公開前チェックについて相談する

よくある質問

投稿を作った本人だけで確認してもよいですか?

一人で運用する場合も、作成直後と確認の時間を分け、元資料と一項目ずつ照合します。別の人へ頼める時は、確認する項目と元資料を一緒に渡します。

価格が書かれていない投稿でもチェックは必要ですか?

該当しない項目には「なし」と記録します。日付、リンク、画像、店舗名、連絡先など、その投稿に含まれる情報を確認します。

同じ内容を複数のSNSへ投稿する時は一度の確認で十分ですか?

元の内容が同じでも、投稿時に文章の省略やリンクの変更が起こることがあります。実際に公開する各投稿の最終状態を確認します。